川口眼科医院
金沢市入江2丁目163−2
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 加齢黄斑変性症 (かれいおうはんへんせい)
加齢黄斑変性は、黄斑の加齢に伴う変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。脈絡膜から発生する新生血管(脈絡新生血管)の有無で「滲出型」と「委縮型」に分類されます。
脈絡膜新生血管とは?
網膜に栄養を送っている脈絡膜から、ブルッフ膜を通り、網膜色素上皮細胞の下や上にのびる新しい血管のことです。これは正常な血管ではないので、血液の成分が漏れやすく、破れて出血をおこしてしまいます。

「滲出型」加齢黄斑変性
視力にもっとも関わりの深い黄斑が悪くなるため、急激な視力低下や中心暗点を自覚することが多く、病状が進行すると視力が失われる可能性があります。また、片眼に病巣がみられたら、もう片方の眼も発症している可能性がありますので、両眼の検査を受けましょう。
「委縮型」加齢黄斑変性
黄斑の加齢変化が強くあらわれた状態(網膜色素上皮細胞が委縮する、網膜色素上皮細胞とブルッフ膜の間に黄白色の物質がたまる)で、病状の進行は穏やかで、視力はあまり悪くなりません。しかし、新生血管が発生することもあるので、定期的に眼底検査、蛍光眼底検査を行い、経過をみる必要があります。特に、片眼がすでに「滲出型」加齢黄斑変性になっている場合は、注意深く経過をみなければいけません。
主な自覚症状
網膜の中心部が悪くなるので、視野の中心の、もっともよく見ようとするものが見えにくくなります。病巣が黄斑に限られていれば、見えない部分は中心部だけですが、大きな出血がおこれば、さらに見えにくい範囲が広がります。
変視症、中心暗点、視力低下
変視症
ものがゆがんで見えます。
中心暗点
見ているものの中心が欠けて見えません。
視力低下
見たいものがはっきり見えません。
簡単にできる自己チェック
日頃から、ときどき片眼をふさいでものを見て、見え方に異常がないか確認しましょう。
加齢黄斑変性の検査
視力を保つために早めに検査を受けましょう
眼底検査
眼底にある網膜の状態をくわしく調べるために行います。検査の前に目薬をさして瞳孔を開きます。まぶしくて近くが見えない状態が約3時間続きますが、自然に元に戻ります。
 
蛍光眼底検査
腕の静脈に蛍光色素を注射してから眼底を調べます。 蛍光色素によって血管だけが浮き彫りになりますから、血管の弱い部分やつまったところ、新生血管がよくわかります。

※参天製薬株式会社 [知っていますか?加齢黄斑変性]より抜粋

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